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画像の埋め込みでグループ化する形式としない形式

Illustratorで画像をリンク配置してから埋め込み、もしくは始めから埋め込み配置をすると、画像が単独でグループ化することと、しないことがある。どうやら画像の形式によって変わるらしいので、どういうケースがグループ化するのか試してメモ。
ついでに、レイヤーに画像名が出るか・残るか、リンクに画像名が残るかもメモ。
画像の形式、Illustratorのバージョン、Photoshopのバージョンと考えると、実に様々なケースがある。その中で、選んでテストした内容は以下の箇条書きのとおり。
  • 画像はPSD、EPS、TIFF形式の3種類
  • PSD、EPSについてはPhotoshop側でクリッピングパスを設定したものと、していないものを準備
  • さらにEPSのエンコードについてはASCII,バイナリの2種類
  • EPSのプレビューは全て「TIFF(1bit/pixel)」
  • TIFFについても非圧縮,LZW圧縮の2種類
  • 画像のカラーモードは全てCMYK(4チャンネル)
  • 画像は全て「背景」のみ(Photoshopのレイヤーなし)
  • Photoshopはv7,CS2,CS4の3バージョンで保存
  • つまり、準備した画像の枚数は24枚(内訳:PSDマスクなし,PSDマスクあり,EPS-ASCII-マスクなし,EPS-バイナリ-マスクなし,EPS-ASCII-マスクあり,EPS-バイナリ-マスクあり,TIFF-非圧縮,TIFF-LZW圧縮 の8種類×Photoshopが3バージョン)
  • 24枚の画像をIllustratorのv10,CS2,CS3,CS4の4バージョンに
  • リンク配置した後に埋め込みと、始めから埋め込み配置の2ケース
  • Illustratorのカラーモードも全てCMYK

そして延々と配置画像24枚×4バージョン×埋め込み方2種類の計192種類の埋め込み方を試した結果、
  • EPSの保存時のエンコーディング(ASCIIか、バイナリか)
  • TIFFの圧縮(非圧縮か、LZW圧縮か)
  • 画像を保存するPhotoshopのバージョン(v7,CS2,CS4)
  • 埋め込み方(リンク配置後に埋め込みか、始めから埋め込み配置か)
については、ほぼ違いが無いことが分かった。

とゆうわけで、以下のまとめの項については配置した画像は5種類に整理(内訳:PSDマスクなし,PSDマスクあり,EPS-マスクなし,EPS-マスクあり,TIFF)してまとめた。基本的に画像の種類(形式とマスクのあるなし)によって違う結果となったが、Illustratorのバージョンによっても違う結果になる箇所があり、そこは目立つようにセルに色をつけた。

埋め込むとグループ化する画像の形式

グループ化というのは、画像を埋め込むと画像1枚のみでグループになってる状態で、グループ解除しても見た目は変わらない。

IllustratorCS2にて、EPSとTIFF画像をリンク配置してから埋め込むとこうなる。上がクリッピングパスなしEPS、下がTIFF。
[画像: EPSとTIFFの配置,CS2]
 リンクパレットから埋め込み処理
[画像: EPSとTIFFの埋め込み,CS2]
このようにCS2の場合、クリッピングパスを設定していないEPSは画像1枚でグループになる。同じ画像でもTIFFはグループ化しない。ただしCS4の場合だけはTIFFもグループ化する。(そもそも、なんで単独でグループ化するんだろう?)

同じくIllustratorCS2でクリッピングパスのないPSDと、あるPSDをリンク配置して、埋め込むとこうなる。上がクリッピングパスなしPSD、下がクリッピングパスを設定したPSD。
[画像:PSDの配置,CS2]
 リンクパレットから埋め込み処理
[画像: PSDの埋め込み,CS2]
PSDの場合は、画像だけでなく、グループ名にも元の画像名が残るので一見分かりにくいが、マスクの無い画像は単独でグループ化している。グループ名が画像名になっているのでEPSと違って、<グループ>という表示ではないが、グループ。PSD形式はv10だけグループ化しない。
また、Photoshop側でクリッピングパスが設定してある画像を埋め込むとIllustratorでは「埋め込み画像+クリッピングマスク」の形になる。その時、画像そのものはグループ化せず、クリッピングマスクとして1つのグループになる。
画像がグループ化するかしないかは、リンク配置した後に埋め込みも、始めから埋め込み配置も同じだった。

[表1:画像を埋め込むとグループ化するか]
画像種類

ver.
PSD EPS TIFF
画像のみ マスクあり 画像のみ マスクあり 画像のみ
v10 なし 画像は単独
(なし)
グループ 画像は単独
(なし)
なし
CS2 グループ 画像は単独
(なし)
グループ 画像は単独
(なし)
なし
CS3 グループ 画像は単独
(なし)
グループ 画像は単独
(なし)
なし
CS4 グループ 画像は単独
(なし)
グループ 画像は単独
(なし)
グループ


配置した画像の名前がレイヤーに表示されるか

レイヤーパレット(レイヤーパネル)はレイヤーだけでなくオブジェクトの順序や名前も表示できる。そこに配置した画像の名前が出るか、出ないか。
PSD画像は表示されるが、EPS,TIFFは基本表示されない。CS4でだけTIFFも画像名が表示される。また、v10に配置したTIFFの画像だけ名前が<画像>になり、他の“出ない”の表示は<リンクファイル>になる。
(名前が出るか出ないかというのは自動的に出るかどうかなので配置した後に手動で名前をつけることはどの画像でもできる。レイヤーパレット(パネル)で画像をダブルクリックもしくはレイヤーのメニューからオプション変更。)

[表2:リンク画像の名前がレイヤーに表示されるか]
画像種類

ver.
PSD EPS TIFF
画像のみ マスクあり 画像のみ マスクあり 画像のみ
v10 出る 出る 出ない
出ない 出ない※1
CS2 出る 出る 出ない
出ない 出ない
CS3 出る 出る 出ない 出ない 出ない
CS4 出る 出る 出ない 出ない 出る
※1: レイヤーの表示は<画像>になる。(他の“出ない”の表示は<リンクファイル>になる)

リンク時に画像名が表示されているものは、埋め込みにしても名前はそのまま残る。さらに、 Photoshop側でクリッピングパスを設定したPSDは、埋め込むとPhotoshop側でクリッピングパスを設定したとき、パスに付けた名前がクリッピングマスク名として出てくる。
ただし、v10はクリッピングマスクそのものにマスクの名前が残るのに対し、CS2~CS4はクリッピングマスクが複合シェイプになっていて、そのシェイプにPhotoshopのパスの名前が残るという状態になる。シェイプに名前は出るが、シェイプを構成するパス自体には名前は付いてない。
リンク配置した後に埋め込みも、始めから埋め込み配置も、どの画像に名前が表示されるかは同じだが、始めから埋め込みにすると、グループ名や画像名に拡張子が付かない。また、リンク配置の段階で名前を変更しておくと埋め込んだ後もその名前がグループ名や画像名になるが、埋め込み時にグループ化するものは手動で付けた名前がグループ名になり、画像そのものの名前は元の画像のファイル名になったり<画像>になったりする。

[表3:埋め込み画像の名前がレイヤーに残るか]
画像種類

ver.
PSD EPS TIFF
画像のみ マスクあり 画像のみ マスクあり 画像のみ
v10 残る 残る※3 なし なし
(マスクもなし)
なし
CS2 残る※2 残る※4 なし なし
(マスクもなし)
なし
CS3 残る※2 残る※4 なし なし
(マスクもなし)
なし
CS4 残る※2 残る※4 なし なし
(マスクもなし)
残る※2
※2:グループ名(=画像名)、画像名、共に残る。
※3:グループ名(=画像名)、画像名、さらにマスク名(Photoshopでクリッピングパスに付けた名前)も残る。ただし、余計なパスができてマスクが複合シェイプになることがある。複合シェイプになると、シェイプに名前が残り、シェイプを構成するパス自体には名前は残らない(<パス>という表示になる)。
※4:グループ名(=画像名)、画像名に残る。マスクは複合シェイプになり、そのシェイプにPhotoshopでクリッピングパスに付けた名前が残るが、シェイプを構成するパス自体には名前は残らない(<パス>という表示になる)。

常にではないが、少なくともv10では複合シェイプの一部として余計なパスが発生する事もある。(上表※3の件)
[画像: PSDの埋め込み,v10]
↑このように、クリッピングマスクである円のパスの他、長方形のパスも勝手にできている。(この同じ画像をCS2~CS4に配置して同じように埋め込んでも、そっちでは長方形パスはできなかった。)これは複合シェイプの一部になっていて、複合シェイプを「拡張」すると、無くなるようなでき方をしている。


埋め込み配置した画像の名前がリンクに表示されるか

リンクパレット(リンクパネル)には、リンク画像は全ての名前が表示されるが、それを埋め込みにすると画像の名前が消えるものと、消えないものがある。
v10~CS3ではTIFF画像の名称は残り、CS2の場合だけマスクの無いPSDの名前も残る。しかし、CS4では全ての画像の名称は残らなかった。

IllustratorCS2にて、EPSとTIFF画像をリンク配置してから埋め込むとこうなる。上がクリッピングパスなしEPS、下がTIFF。
[画像: EPSとTIFFの配置,CS2]
 リンクパレットから埋め込み処理
[画像: EPSとTIFFの埋め込み,CS2]

同じくIllustratorCS2でマスクのあるPSDとないPSDをリンク配置して、埋め込むとこうなる。上がクリッピングパスなしPSD、下がクリッピングパスの設定ありのPSD。

[画像:PSDの配置,CS2]
 リンクパレットから埋め込み処理
[画像: PSDの埋め込み,CS2]
ここではCS2だけ特殊で、CS2ではクリッピングパスを設定していないPSDの名前は残るが、他のバージョンではPSDの名前はリンクパレットには残らない。

[表4:埋め込んだ画像の名前がリンクに残るか]
画像種類

ver.
PSD EPS TIFF
画像のみ マスクあり 画像のみ マスクあり 画像のみ
v10 なし なし なし なし 残る
CS2 残る なし なし なし 残る
CS3 なし なし なし なし 残る
CS4 なし なし なし なし なし
レイヤーに名前が残るかどうかの件とあわせて考えると、PSDとTIFF画像は埋め込んでも元の画像の名前が分かるが、EPS画像は埋め込んでしまうと画像の名前が分からなくなるようだ。

関連:CS4で複合シェイプをクリッピングマスクにする不都合
http://chiruchirupon.blog119.fc2.com/blog-entry-58.html

(XP Illustrator 10.0.3,12.0.1,13.0.3,14.0.0、Photoshop 7.0.1,9.0.2,11.0.1)
2009/09/19 ( Sat )  11:42:10 | Illustrator | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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