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「パスの削除」の注意点 画像が消えたり不要な点が消えなかったり

「パスの削除」の注意点でパスの削除コマンドを使うと何が削除されるか、問題となるものは何かをメモしたが、今回はその中でも特に問題となる、ある条件を満たすクリッピングマスクがドキュメント(書類)内にある場合の話をまとめてメモ。

Illustratorの[オブジェクト→パス→パスの削除]では、クリッピングマスクしてある画像が消えたり、逆に消えなきゃいけない孤立点などの不要なものが消えないことがある。v10とCS2~CS4の4バージョンの中で、この類の問題が発生するのはv10とCS2で、CS3,CS4はこのエントリーでメモしたような不具合は起こらないようだ。(CSは身近に無いので確認していない。)

不具合のまとめ
Illustrator10で「パスの削除」を実行すると
  • クリッピングマスクしてある画像が削除される場合がある。
  • クリッピングマスクしたグループオブジェクトがあると、それより下にあるオブジェクトは孤立点などを含め全て無視される。
  • クリッピングマスクしてあるシンボルが削除される。

IllustratorCS2で「パスの削除」を実行すると
  • クリッピングマスクしてある画像が削除される。
  • クリッピングマスクしてあるグループオブジェクトが削除される。
  • クリッピングマスクしてあるシンボルが削除される。

削除されるのはマスクごと。「パスの削除」のオプションはどれを選んでも同じ。分かった範囲での不都合が上記なので、他にもあるかもしれない。CS2までのバージョンでは「パスの削除」は行わない方がよさそうだ。



Illustrator10で「パスの削除」を実行すると

  • クリッピングマスクしてある画像が削除される場合がある。

v10の場合、マスクしてある画像は必ずしも消えるわけではなく、画像がグループ化されているかどうかや、画像形式、リンク配置か埋め込み配置かなどによって変わる。消えない場合も問題が無いわけではなく、それより下にある全てのオブジェクトは無視されることになる。

例えば、TIFF画像をリンク配置して孤立点もわざと作る。まずはクリッピングマスクをしないでテスト。
[画像:孤立点とリンクTIFF画像を配置 ]
  

そして「パスの削除」を実行。
[画像: 「パスの削除」を実行]

  

孤立点だけが消える。これは期待通り、正常。
(レイヤーに[横向き三角]が無いことで中身がなくなっていることが分かる。)
[画像: 孤立点だけが消える]


次に、同じリンク配置TIFF画像をクリッピングマスクして試してみる。
[画像: 孤立点とマスクしたリンクTIFF画像を配置]
  

「パスの削除」を実行。
[画像: 「パスの削除」を実行]

  

孤立点だけでなく、マスクしたリンクTIFF画像も消える。うむむ。
[画像: 全部消えた]


次は、リンク画像をEPSに差し替えて、同じようにクリッピングマスクしたのを試してみる。
[画像: 孤立点とマスクしたリンクEPS画像を配置]
  

「パスの削除」を実行。
[画像: 「パスの削除」を実行]

  

するとエラーメッセージ「オブジェクト「パスの削除(C)」は現在使用できません。」が出る。「続行」もしくは「中止」すると… (どちらを選んでも結果は同じ)
[画像: オブジェクト「パスの削除(C)」は現在使用できません]

  

レイヤー1にあった孤立点だけが消えている。TIFFの時のように画像は消えないが、今度は重なり順序が下にある孤立点が消えない。(XY座標値ではなく、レイヤーパレットで表示されるレイヤーとオブジェクトの順序の上下が関係する。)
[画像: レイヤー1にあった孤立点だけが消えている]

  

そのままもう一度「パスの削除」を実行すると…
[画像: 「パスの削除」を実行]

  

するとエラーメッセージ「削除が必要なパスはありません。」が出るが、実際にはレイヤー3に孤立点が間違いなくある。
[画像: 削除が必要なパスはありません]

「パスの削除」のオプションはどれを選んでも画像が消えるのは同じ。なので、上のTIFFリンク画像をマスクしてあるケースでは、「空のテキストパス」だけにチェックをして実行すると、孤立点は消えずに(テキストではないので残る)画像だけ消える。

リンクの場合はその画像形式によって違う。消えるか、消えないでエラーが出てそれより下にある不要なパスが削除されないかのどちらか。
試したところリンクTIFFは消え、リンクEPSとリンクPSDは消えないでエラーが出るようだ。
埋め込みにすると、形式の違いはなくなる。画像がそのままマスクされていると消え、単独でグループ化されている画像がマスクしてあれば、エラーが出てそれより下にある不要なパスが削除されない結果になる。そして、ここで画像の埋め込みでグループ化する形式としない形式(別エントリー)が参考になるのだけど、画像形式によって、埋め込んだ時に単独でグループ化するかしないかが違うので、ユーザーが特に意識しないで作業すると、TIFFは埋め込んでもリンクの時と同じように消えるし、EPSはグループ化するのでエラーが出て消えない。そしてPSDはリンクではエラーが出るタイプだったのに埋め込むと消えるようになる。これは“意識しないと”の話で、EPSも埋め込んだ後に、画像のグループを解除して画像単独をマスクした状態にすると「パスの削除」で消えるようになる。

また、EPSやPSD画像の場合はPhotoshop側でクリッピングパスを設定しマスクすることができるが、この画像は埋め込むと画像をクリッピングマスクした状態になる。画像の埋め込みでグループ化する形式としない形式にメモしたとおり、この場合はEPSも画像単独ではグループ化しないので、リンク配置の時には「パスの削除」ではなんでもないのに、埋め込んだとたん削除されるようになる。

複数のマスクされた配置画像があり、画像形式がTIFFやらEPSやら混在している場合、マスクしてあるEPSより上にあるマスクされたTIFFは消えるが、下にあればマスクしてあるTIFFでも“無視される”対象になり消えない。「パスの削除」で必ずしも消えないのはそういったことが原因のようだ。


  • クリッピングマスクしたグループオブジェクトがあると、それより下にあるオブジェクトは孤立点などを含め全て無視される。

画像の有無に関係なく、グループオブジェクトがクリッピングマスクされたものがあると、上に書いたEPS画像をマスクした時のようにエラーメッセージ「オブジェクト「パスの削除(C)」は現在使用できません。」が出て、それより下にある全てのオブジェクトは無視される。
複数のグループが一緒にマスクされていても同じ。問題が無いのは、グループ以外にパスが一緒にマスクされている場合。これだとエラーにはならない。

“グループがクリッピングマスクされたもの”があると、エラーメッセージ「オブジェクト「パスの削除(C)」は現在使用できません。」が出て、グループより下にある全てのオブジェクトは無視される。マスクされているグループが複数でも同じ。
[画像: グループがクリッピングマスクされたもの]  [画像: グループ×2がクリッピングマスクされたもの]

グループがクリッピングマスクされていても、グループではないものがマスクに入っていて、グループより上にあると↓このように問題ない。
[画像: グループとパスがクリッピングマスクされたもの]

しかし、クリッピングマスクに、グループではないものが入っていても、グループより下にあるとエラーメッセージが出て↓このように下の孤立点が残ってしまう。
[画像: グループとパスがクリッピングマスクされたもの]

  • クリッピングマスクしてあるシンボルが削除される。

シンボルがクリッピングマスクされたものがあると、上に書いたTIFF画像をマスクした時のようにエラーメッセージも何も無く、削除される。



IllustratorCS2で「パスの削除」を実行すると

  • クリッピングマスクしてある画像が削除される。
  • クリッピングマスクしてあるグループオブジェクトが削除される。
  • クリッピングマスクしてあるシンボルが削除される。

CS2はv10とはまた違うが、こちらの方が話は簡単。画像、グループオブジェクト、シンボルはどれもクリッピングマスクしてあると削除される。

[画像: 画像がクリッピングマスクされたもの-CS2]  [画像: グループがクリッピングマスクされたもの-CS2]  

[画像: シンボルがクリッピングマスクされたもの-CS2]



「パスの削除」を実行すると まとめの表

簡単に表にするとこう。
マスクの中身

ver.
リンク
PSD
リンク
EPS
リンク
TIFF
埋め込み
画像
グループ
オブジェクト
シンボル
v10 エラー
※1
エラー
※1
消える 消える
※2
エラー
※1
消える
CS2 消える 消える 消える 消える 消える 消える
※1:エラーになり、これより上にある孤立点などは消えるが、下にあるものは消えない。
※2:画像は単独でグループ化していない時。グループ化しているとグループオブジェクトをマスクした場合の方になる。
(XP Illustrator 10.0.3,12.0.1)
2009/10/26 ( Mon )  20:07:18 | Illustrator | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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