スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/-- ( -- )  --:--:-- | スポンサー広告 | page top↑

文字のアウトライン化時のエラー「空でないテキストオブジェクト~~」

まえおき。某ナレッジコミュニティ(ユーザー同士がQ&A形式でやりとりするサイト)の回答にこのブログのエントリーのURLが貼られていた。リンクするのは一向にかまわないのだけど、そのエントリー読んでもリンク元の質問に対する回答にはなってないので“これじゃ分からないだろうな”と思ってはいたのだけど、そこからこのブログへ来る人もいることが分かってきたら気になってきたので、そのエラーメッセージについてメモしてみる。

[画像: 空でないテキストオブジェクトを選択し、使用中のテキストにはアウトラインデータのあるフォントを使用してください。]

「空でないテキストオブジェクトを選択し、使用中のテキストにはアウトラインデータのあるフォントを使用してください。」
↑「空」は「から(empty)」。…念のため。

このメッセージが出るときはどんな時か検証&調べてみた。(XPでv7~v10,CS2~CS5,フォントはTTFとOTF ※CSは身近に無いので未確認)
◆ケース1:全角スペースを含んでいて、なおかつ表示される文字が無いとき (v10以前)

全角スペースだけのテキスト。または全角スペースを含んでいて、なおかつアウトライン化するべきものが他にない文字オブジェクト(全角スペース+半角スペース、全角スペース+ハードリターン、全角スペース+ソフトリターン、全角スペース+タブなど制御文字だけとの組み合わせ)があるとき。このテキストを選択してアウトライン化しようとするとエラーメッセージが出る。
全角スペース以外の制御文字だけのテキストは、文字メニューの[アウトラインを作成]はグレーアウトしていてアウトライン化もできず、ショートカットコマンドも、もちろん効かず、このエラーメッセージも出ない。他の文字と一緒に選択すればアウトライン化を実行できるが、これらの“空のテキスト”は無視されてアウトライン化されずに残る。
(CS2以降ではテキストが制御文字だけの場合でも書式メニューの[アウトラインを作成]を実行でき、エラーは出ずにアウトライン化でき、実体の無い文字は全て消える。全角スペースもそれ以外も同じ。パスも残らない。(CS2以降はパス上文字とエリア内文字でパスに色が付いている場合は、そのパスだけは残る。))


◆ケース2:フォントを表示できていないとき (v10以前)

フォントをIllustratorが表示できないとき、例えばv10,v9におけるJIS2004互換フォント(注1、後述)、メイリオや2004対応のMSゴシック、MS明朝などを選択すると文字が表示されないが、そういった場合。また、フォントに登録されていない文字に対してフォント指定したとき、例えばフォントによっては欧文フォントだけど英字字形だけで数字字形が登録されていない場合などがあり、抜けている部分の文字(例えの場合は数字)に対してそのフォントを指定したときにも文字が表示されないといったことがある。フォントによっては登録されていないものは「?」や「・」「□」が出るが、それが無い場合には透明になったかのように文字が表示されなくなる(注2)。
これらの見えていない文字(アウトライン表示にしても見えないもの)を選択して文字のアウトライン化をしようとするとエラーメッセージが出る。

注2:文字が表示されなくなるのはCS3まで。CS4以降では登録されていない字形で表示されることはなくなったらしく、字形の無いフォントへ変更しようとしてもその文字だけは変わらない。例えば数字の字形が登録されていないフォントへ変えようとすると、英字は変更されるが数字は変更する前のフォントのままになるので、そもそもこのケースは起こりえない。また、CS2,CS3では文字が見えない場合でもエラーは出ずにアウトライン化でき、見えなかった文字は無くなる。


◆ケース3:空のサブレイヤーがあるとき (v10のみ)

空のサブレイヤーがあるとき、選択メニューの[すべて]、またはショートカット Ctrl+A を使ってオブジェクトを選択する。するとこの空のサブレイヤーも選択され、アウトライン化しようとするとエラーメッセージが出る。
詳細≫サブレイヤーの困ったところ その2


◆ケース4:空のグループがあるとき (v10のみ)

空のグループ(注3、後述)があるとき、選択メニューの[すべて]、またはショートカット Ctrl+A を使ってオブジェクトを選択する。するとこの空のグループも選択され、アウトライン化しようとするとエラーメッセージが出る。ケース2の空のサブレイヤーがあるときとほとんど同じ。


◆ケース5:文字がビットマップフォント、プロテクトフォントなどアウトライン化できないフォントのとき
フォントがアウトライン化に対応してない、または制限がかかっている場合。これはどのIllustratorのバージョンでも起きるように思うが、該当するフォントが身近になかったので未確認。
2010.9.18追記:プロテクトフォントのエラーメッセージは別かも。
参考≫文字をアウトライン化する時のエラーについて - 吉田印刷所/トクプレ
    http://blog.ddc.co.jp/mt/dtp/archives/20050720/003212.html


◆その他のケース:
古い話のようだが、ATM(Adobe Type Manager)のバージョンとIllustratorのバージョンによってはアウトライン化できないとか。該当する環境が身近になかったので未確認。

参考≫研修生日記-2 -ヂヤンテイシステムサービス
    http://www.gentie.com/creator/diary/k-2.html


選択したものに上記のような問題になるオブジェクトが含まれていても、一緒に選択している他のオブジェクトの種類や順序によって、エラーが出る場合と出ない場合がある。
また、これらのテキストは[オブジェクト>パス>パスの削除]の「空のテキストパス」オプションで消えるものと消えないものがあり、[選択>オブジェクト>余分なポイント]で選択されるものとされないものがある。またそれはIllustratorのバージョンによっても違う。
関連≫「余分なポイント」を選択の注意点「パスの削除」の注意点

結局、自分の環境ではCS2以降でこのエラーメッセージは見られず。



注1:JIS2004互換フォント

XP以前に標準で入っているフォントとVista以降に標準で入っているフォントは基準が違い、一部の文字の形が違うから同じファイルでも開くOSによって表示が違うと困る場合にVistaに合わせたフォントをXPに入れられるよ、ということなんだけど、これらのフォントは元からXPに入っていたMS系フォントと入れ替わりになるため、これを表示できないIllustrator9と10では「突然、文字が表示されなくなった」ということが起きる。これらは表示されないし、上にも書いたとおりアウトライン化もできない。
もし、間違って入れていることが分かったら、コントロール パネルの[プログラムの追加と削除]からアンインストールすれば戻る。(メイリオは元々はXPには無いので使わなければいいだけ。)

Windows XP および Windows Server 2003 向けJIS2004 対応 MS ゴシック & MS 明朝フォントパッケージについて
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/windowsvista/jp_font/jis04/

Windows XP 向け ClearType 対応日本語フォント(メイリオ)
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=f7d758d2-46ff-4c55-92f2-69ae834ac928&DisplayLang=ja



注3:空のグループの作り方(v9,v10でできる/v8以前は不明,CS2以降ではできない)

  1. グループが二重以上のオブジェクトを作る。(注4)
  2. オブジェクトの一部をダイレクト選択ツールで選択し、削除(Delete)する。選択したオブジェクトの一部が消えてオブジェクトの残りが選択されるので、続けてもう一度Deleteキーを押すと完成。

オブジェクトは完全に消え、その場には選択できるものは無くなる。
しかし、レイヤーパレットでレイヤー左の横向きの三角を押し、展開すると「<グループ>」が残っている。(レイヤーパレットオプションは「レイヤーのみを表示」のチェックを外した状態にする必要がある。)通常「<グループ>」の中にオブジェクトがあると左に横向きの三角がついてこれも展開できるが、中身がない空のグループにはこの三角はつかない。あるいは、三角がついていてもさらにその中身が空のレイヤーグループだったら同じ。

注4:グループが二重以上のオブジェクトの作り方
オブジェクト>グループを実行しても通常はグループは二重三重にはならないが、下記の手順でできる。

方法A
  1. グループ化したオブジェクトAと別のオブジェクトBを一緒にグループ化。
  2. 別のオブジェクトBの一部をダイレクト選択ツールで選択し、削除(Delete)する。選択したオブジェクトの一部が消えてオブジェクトの残りが選択されるので、続けてもう一度Deleteキーを押すと完成。

方法B (CS4まで)
  1. グループ化したオブジェクトをシンボルに登録。
  2. 登録したシンボルを配置、「シンボルへのリンクを解除」する。

方法C
  1. グループ化したオブジェクトをブラシに登録。
  2. 登録したブラシを適用したパスを「アピアランスの分割」。
  3. 元のパス形状をダイレクト選択ツールまたはグループ選択ツールで選択し削除する。


空のグループの消し方

方法A:一旦ファイルを保存して閉じて開きなおす。
方法B:レイヤーパレットで選択してレイヤーパレットのゴミ箱へポイ。

(XP Illustrator 7.0.1J,8.0.1,9.0.2,10.0.3,12.0.1,13.0.3,14.0.0,15.0.1)
2010/09/18 ( Sat )  03:13:53 | Illustrator | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<「初期設定の塗りと線」の色が白と黒にならない | ホーム | 角の比率と、その初期値>>
コメント
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://chiruchirupon.blog119.fc2.com/tb.php/65-b5fb5c48
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。