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トンボとトリムエリアとトリムマークとアートボード

Illustratorにはトンボの機能がついているが、大きく2つの機能に分かれ、名前がまぎらわしく、しかもバージョンによって違ったりするのでメモしておく。
◆ トリムマーク

そもそもトンボとは印刷物を刷る時の見当を合わせるためや、仕上がりサイズに断裁するための目印。十字形のものをセンタートンボ、L字形のものを角トンボと呼ぶ。昔はこれを製図道具等で書いたり(つまり手書き)、シールを貼ったりしていた。
それがデジタルで版を作る時代になり、パスデータでそれを作るようになった。その作業をIllustratorでする時には「トリムマーク」コマンドで簡単に作成することができる。(この形をしていれば「トリムマーク」コマンドで作らずにペンツールなどで書いてもいいけど、わざわざ手間かけて作る人はいないというだけ。)

[画像: トンボ]
↑トンボ。仕上がりが青枠のサイズ。普通は仕上がり線は入れない。(←トンボがそれを示しているのでわざわざ入れたらトンボの意味が無い。印刷の知識の無い客に出力を見せる時は入れたりするけど。)断裁するために仕上がり線(=切り取り線)を入れておくと、切り抜いた完成品の縁に切り終わったら用の無い仕上がり線が残ってしまう。そういうことにならないように必要な部分に線がかからないような形状になっている。

仕上がりサイズの長方形(線の色無し←重要)を選択した状態で下記コマンド実行で作成する。
基にするオブジェクトは長方形でなくても作成可。パスに線が設定されているとその線幅の外側に作成される。いくつでも作成できる。全ての色版にあるように色はレジストレーション。

CS3まで:[フィルタ>クリエイト>トリムマーク]

CS4の別途公開されたプラグインを入れると:
[オブジェクト>フィルタ>クリエイト>トリムマーク]

CS5:[オブジェクト>トリムマークを作成]

CS4,CS5:[効果>トリムマーク]
→このトリムマークはアピアランス属性なので元の長方形を変形すると追従する。またパスとして触れないので、パス形状にする場合には続けて[オブジェクト>アピアランスを分割]を実行。この時、元の長方形が色無しになっていると元の長方形は消える。

CS4でフィルタメニューが解体され、トリムマークは一旦アピアランス属性のものだけになったが、2009.12からプラグインで追加できるようになっている。(オブジェクトメニューにフィルタが追加される。)CS5では始めから正式に入っている。
[画像: トリムマークはパスまたはアピアランス属性]
トリムマークはパスまたはアピアランス属性のどちらか。


トンボ (印刷) - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/
%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%9C_%28%E5%8D%B0%E5%88%B7%29


切り抜きまたは整列用のトリムマークの指定 - Adobe IllustratorCS5 ヘルプ
http://help.adobe.com/ja_JP/illustrator/cs/using/
WSe93092cdaeb74ef812bf5e91254ef8ef95-8000.html


Illustrator CS4でのトンボ作成 - DTP Transit
http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_706.html

オブジェクトメニューにトリムマークが復活 - ちくちく日記
http://d.hatena.ne.jp/akane_neko/20091208/1260266992

Illustrator CS4 トリムマーク(トンボ)のプラグイン公開 - いわもとぶろぐ
http://blogs.adobe.com/iwamoto/2009/12/post_3.html

Adobe Illustrator CS4用トリムマークフィルタプラグイン(Windows) - アドビサポート
http://go.adobe.com/kb/ts_236534_ja-jp

Adobe Illustrator CS4用トリムマークフィルタプラグイン(Macintosh) - アドビサポート
http://go.adobe.com/kb/ts_236536_ja-jp

トリムマークが正しく作成されない(Illustrator CS2) - アドビサポート
http://go.adobe.com/kb/ts_227734_ja-jp
→センタートンボがセンターにないという12.0.0でのバグ。12.0.1 にアップデートで解決する。



◆ トンボとトリムエリアとアートボード

トリムエリア(トンボ)はアートワークの書き出し範囲を設定する。書き出し範囲は[ファイル>書き出し]や[ファイル>Web およびデバイス用に保存]で書き出される範囲のこと。書き出す形式(dxf等)によっては無効になる。
トリムエリア(トンボ)は画面表示されていても、プリントはされない。また、あくまでエリア(領域,範囲)なのでトンボの記号そのものを触ることはできない。
CS3のみ、整列でトリムエリアを基準にすることができる。

CSまではトンボ(オブジェクトメニュー)、CS2ではトリムエリア(オブジェクトメニュー)、CS3もトリムエリア(オブジェクトメニューまたはトリムエリアツール)、そしてCS4でトリムエリアは無くなり、複数もてるようになったアートボードにその機能が引き継がれた。

トリムエリア(トンボ)は仕上がりサイズの長方形を選択した状態で下記コマンド実行で作成する。何も選択していない場合にはアートボードサイズで作成される。
基にするオブジェクトは長方形でなければ不可。線の幅は関係なく、パスに対して作成される。CS2までは1ファイルに1つだけ作成できる。CS3だけはトリムエリアツール [画像: トリムエリアツール] からのみ複数のトリムエリアを作成することができる(WinではAlt、MacではOptionを押しながらドラッグ)。すでにトリムエリアがある状態で[オブジェクト>トリムエリア>作成]または[オブジェクト>トンボ>作成]を実行すると先に設定してあったトリムエリアは消える。トリムエリアがある状態で[オブジェクト>トリムエリア>解除]または[オブジェクト>トンボ>解除]を実行するとトリムエリア(トンボ)は長方形のパスに戻る。


複数範囲の書き出し
書き出し範囲が1つの場合は、どのバージョンもそれほど変わらないが、1つのファイルに複数の書き出し範囲を設ける場合にはバージョンによって少し違っていて、CS4以降が便利になっている。

CS2までは書き出しごとにトリムエリア(トンボ)を設定しなおす必要がある。

CS3では、書き出し範囲のトリムエリアを一度に作っておくことができるが、書き出しごとにアクティブにするトリムエリアを選択しなおす必要があるため、CS2までに比べてもそれほど便利ではない。(一度にアクティブにできるトリムエリアは1つなので、書き出される範囲も1つ。)

CS4,CS5は書き出し時に「各アートボードごと」にチェックすることによって複数範囲(アートボード)を一度に書き出せる。必要に応じて書き出すアートボードの番号を指定することも可能。複数同時に書き出した場合は書き出されたファイル名の最後に「-01」のように枝番号が付く。
[画像: CS4書き出し]

また、この手順で各アートボードのサイズより一回り大きく書き出される場合には、ファイルメニューの「ドキュメント設定」で「裁ち落とし」を0にする。(裁ち落としのサイズを含めて書き出し範囲となっている。)


複数範囲の書き出しワークフロー
CS2まで:トリムエリア(トンボ)を設定→書き出し→次のトリムエリア(トンボ)を設定→書き出し…の繰り返し
CS3:トリムエリアを複数設定→書き出し→次のトリムエリア(トンボ)を選択→書き出し…以降は選択して書き出しを繰り返し
CS4,CS5:アートボードを複数設定→書き出し時に「各アートボードごと」にチェックで一気に書き出し(→必要に応じて書き出されたファイル名の変更)

※CS3以降でもCS2までのように書き出しの都度、トリムエリアまたはアートボードを設定する手順でも問題はない。


整列との関係
CS3のみ、整列でトリムエリアを基準にすることができる。
CS4ではトリムエリアがアートボードに置き換わったので、整列パネルからもトリムエリア基準が無くなった。
[画像: CS3整列パネル] [画像: CS4整列パネル]

キーオブジェクト基準、アートボード基準の整列はv9からあるが、オプションの表示の仕方がバージョンによってちょっと違うのでCS4で基準が増えているように見えるけど、CS3の方が基準にできるものは多い。


トリムエリアの作成、編集および削除 - Adobe IllustratorCS3 ヘルプ
http://help.adobe.com/ja_JP/Illustrator/13.0/WS55069040-83CC-4a8b-8956-3A879FBC2183.html

トリムマークとトリムエリアとアートボード - DTP Transit
http://www.dtp-transit.jp/adobe/illustrator/post_635.html

Illustrator(イラストレーター)CS3(9)-トリムエリアツール - Illustrator(イラストレーター)入門
http://kohtguchi.at.webry.info/200707/article_3.html


Illustrator(イラストレーター)CS3のトリムエリア(2) - Illustrator(イラストレーター)入門

http://kohtguchi.at.webry.info/200805/article_7.html



◇ プリントダイアログでのトンボ

たぶんCSから(CS2からできるのは確認済み)プリントアウト時にトンボを一緒に出力できるようになった。v10まででもPSプリンターでの色分解設定ではトンボを追加できたが、CS以降はどのプリンターでも、コンポジット出力にも付けられるようになった。
[プリント]の[トンボと裁ち落とし]オプションで設定する。基準はCS3までは[セットアップ]オプションのトリミングで設定する(アートボード/アートワークのバウンディングボックス/トリムエリア)。CS4からは[一般]オプションで設定(アートボード/アートボードを無視)。
通常のファイル編集時には見えない。このトンボを付ける目的はトリムマークをつける方に近い。


◇ 環境設定のトンボ

[環境設定]の[一般]の「日本式トンボを使用」の「トンボ」はトリムマークとトリムエリア(トンボ)の両方を指している。

(XP Illustrator 10.0.3,12.0.1,13.0.3,14.0.0,15.0.1)

2010/10/20 ( Wed )  01:54:52 | Illustrator | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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